《編集長のひと言》当たり前を揃えること

今回ご案内している「スタンダードハンドブック活用セミナー」は、一見すると「院内ルールづくり」や「マニュアル整備」の話に見えるかもしれません。

しかし、これまで多くの歯科医院や組織を取材してきた立場から見ると、この取り組みの本質は、管理の話ではなく、判断の話だと感じています。

歯科医院は、人の集合体です。
年齢も、経験も、価値観も異なるスタッフが同じ現場に立ち、同じ患者さんと向き合う以上、判断の基準が曖昧なままでは、善意や努力が、かえってズレを生むことも少なくありません。

「なぜ、あの人と同じ対応ができなかったのか」
「なぜ、言わなくても分かると思ったのか」

こうした行き違いの多くは、能力や意欲の差ではなく『当たり前の定義が共有されていない』ことに起因しています。

スタンダードハンドブックが目指しているのは、行動を縛るルール集ではなく、現場が迷わないための「判断の地図」を用意すること。

経営者がすべてを指示し続けなくても、スタッフ一人ひとりが「ここはこう判断すればいい」と自走できる状態。

それは、結果として院長自身の負担を減らし、組織としての再現性を高めることにもつながります。

社長の記事にもある通り、人を揃えることは難しくても、当たり前を揃えることはできる。

この言葉は、理想論ではなく、実際に複数の組織を見てきたからこそ出てくる、現実的な視点だと受け取りました。

今回のセミナーは、その完成形を学ぶ場というよりも、「仕組みで強くなる組織づくりとは何か」を考え始める入口として位置づけるのが適切でしょう。

組織づくりに正解はありません。
しかし、判断基準が共有されていない組織が、長く安定して強くなることが難しいのは、多くの事例が示しています。

このセミナーが、「自院にとっての当たり前とは何か」を見直すきっかけになれば、それだけでも十分に意味のある時間になると思います。


経営コンサルタント
渡邉拓久
Takuhisa Watanabe

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\漠然とした将来を明確にする歯科医師の経営参謀/

500件以上の歯科医院の経営支援実績

顧問先92%の歯科医院が年商1億以上

失敗しない歯科医院経営を設計

歯科医院が抱える諸問題と解決法を伝授

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渡邉拓久 Official Site

お金(財務)を基軸に、ビジネスモデル構築、マーケティング、経営計画まで企業の拡大・安定経営をトータルサポートする経営の専門家。コンサルティング会社を運営し、企業の理想の将来像へ導く”未来構築型マネジメント”支援を展開。各種セミナー、研修講師としても全国で活動。

経営コンサルタント渡邉

ビジネスモデル構築、マーケティング及び増収増益をはじめ、財務、経営計画、組織化、事業承継など幅広い分野で支援する経営コンサルタント。

特に歯科、理美容、建設業や士業、営業系の支援に定評あり。
常に人とは違った視点や戦略でコンサルティングを展開するスタイルのため、ある一定の成長や結果をあげた企業様が門を叩くケースが多い。

他の活動として、各種セミナーや研修等、各種業界団体の講師を数多く行っており、近年では財務や目標達成、営業力強化といった依頼や、2代目、3代目経営者や後継者に向けての支援が多い。

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