《書評》デザインも経営も、夢を現実にする力

『脱ノープラン経営』の読者の方から寄せられた感想を、ご紹介させていただきます。

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プロダクトデザインという創造活動には様々な制約が付きまとっている。

材料技術、生産技術、設計要件、原価、日程、安全性、法規…そして何より市場のニーズという時代との文脈が欠かせない。

研究の現場でもある大学では、時にこれらの要件に縛られず、理想の姿を自由な発想で探ることを優先する。
しかし、そこには「(市場の)現状を知り」「あるべき理想を語り」「課題を洗い出し」「戦略を立て」「様々な角度から解決方法を探り」「狙いを確実に表現し」「結果を検証する」プロセスがPDCAとして何度も繰り返される。

本書は企業経営のノウハウを「計画の重要性」を軸に解説しているが、読了後の最初の感想は、上述の「デザインのプロセス」と、酷似しているということだ。
プロダクトデザインは商品を通して「新たな生活様式」に対するビジョンを問う仕事だ。
デザインが利益を追求する以上、デザイナーにも理想を現実にするためのビジネスセンスが必要で、利益を生むためのシビアな判断力が求められる。
そこには、あるべき姿(未来)をイメージできるビジョンが欠かせない。

「夢見る力」と「現実」のバランス感覚を身につけることが経営者にも若きデザイナーにも求められているのだと本書を読んで改めて感じた。
計画的にプロジェクトを推進する力を持つことは、学生達が将来どんなキャリアに進むにしても必要なコンピテンシーであり、今後のキャリア教育の視点からも避けて通れない重要な視点をこの本は示唆している。

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名古屋造形大学 副学長/教授 金澤秀晃先生


経営コンサルタント

渡邉拓久

Takuhisa Watanabe
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\漠然とした将来を明確にする歯科医師の経営参謀/

500件以上の歯科医院の経営支援実績

顧問先92%の歯科医院が年商1億以上

失敗しない歯科医院経営を設計

歯科医院が抱える諸問題と解決法を伝授

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渡邉拓久 オフィシャルサイト

お金(財務)を基軸に、ビジネスモデル構築、マーケティング、経営計画まで企業の拡大・安定経営をトータルサポートする経営の専門家。コンサルティング会社を運営し、企業の理想の将来像へ導く”未来構築型マネジメント”支援を展開。各種セミナー、研修講師としても全国で活動。

経営コンサルタント渡邉

ビジネスモデル構築、マーケティング及び増収増益をはじめ、財務、経営計画、組織化、事業承継など幅広い分野で支援する経営コンサルタント。

特に歯科、理美容、建設業や士業、営業系の支援に定評あり。
常に人とは違った視点や戦略でコンサルティングを展開するスタイルのため、ある一定の成長や結果をあげた企業様が門を叩くケースが多い。

他の活動として、各種セミナーや研修等、各種業界団体の講師を数多く行っており、近年では財務や目標達成、営業力強化といった依頼や、2代目、3代目経営者や後継者に向けての支援が多い。

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