『脱ノープラン経営』の読者の方から寄せられた感想を、ご紹介させていただきます。
本書を読み始めてすぐに非常に懐かしい感覚を感じました。それは私がクオリアグローバルマネージメントにお世話になり始めた頃のインパクトがフラッシュバックしたような感覚でした。
クオリアグローバルマネージメントにお世話になり始めた頃「先生はどのような医院をつくられたいですか?」「5年後、どうなっていたいですか?」等、本文にあるそのままの事を聞かれ、本文にある例の通り回答に非常に苦労した経験があります。
本書は全文にわたって渡邊さんの語りかけるような言葉で構成されております。そのため10年以上前になるでしょうか、その頃の私自身の新鮮な思いを鮮明に思い出したのでしょう。
当時の私は経営状態やキャッシュフローの現状把握を行う上で情報の宝庫である決算書を見ても何が記載されているかも良く分かりませんでした。またあまり気にも留めていませんでした。
「これくらいの数字が並んでいればこの程度の生活ができていくんだ」
「ちょっとづつでも数字が増えていけばきっと今より良い医院になり、暮らしもよくなっていくんだろう」
といった程度の感覚でした。
今改めて当時を振り返って考えると恐ろしさしかありません。歯科医院という資格職であり他業種からの参入などは無いという事もあり、良質な歯科医療を提供していれば医院の運営は上手く出来ると本気で考えていました。
本書序盤に記載されているように経営者として事業所の現状把握の重要性から、経営者として持つべき視点や行動計画について、経営者小学校の1年生レベルからご教示いただいた当時の事を思い出します。
特に苦労したのが「5か年計画」です。本書では「5か年計画」の意義や有用性のとどまらずその立案と利用方法まで出し惜しみなく事細かに記載されており、経営初心者バイブルのようでした。
また、長く続けていると重要な計画立案もどこか作業的にこなしてしまう部分も出てきてしまいますが、そんな自分にとってもこの書は改めて計画立案にエネルギーを注ぐ意義を再教育してくれました。
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みどり歯科
院長 伊藤雄一 先生
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